弁当箱の構造厚さ明記

天然秋田杉を使った「曲げわっぱ」のアイテムを販売している元丸屋です。

本日は、天然秋田杉を使った秋田・大館曲げわっぱの弁当箱の特徴とご注意点をご紹介します。

軽くて美しい曲げわっぱの弁当箱は、ご飯の余分な水分を吸収し、お米の旨みが増すだけでなく、杉の木のタンニン酸効果により食べ物が痛み難いです。
また、冷めても美味しいご飯になります。また、ほのかに立ち込める杉の香りがより一層ご飯を美味しくします。

そして、弁当箱に使う素材の厚さがご飯の量との関係から算出されています。
小判弁当小の蓋の厚さ・底の厚さ・胴の枠の厚さは、フタ8mm、底5mm、2.5mmの天然秋田杉の素材です。図にありますように、曲げわっぱの胴に溝を掘り込んであり、5mm厚の底板をはめ込んで巻いてあります。そうする事で素材が縮んで締まってくるので丈夫になります。木は痩せたり縮むものです。これが老舗栗久の道理を知った造りです。勿論杉材は湿気に強い赤身を使っています。

ただ、これまでにこの杉の香りが苦手な方がいらっしゃいました。腐敗臭と思われた方もいらっしゃいます。元丸屋19年でお二人いらしゃいました。お使いになってからの返品は出来ませんのでご注意下さい。
色々なアレルギーの方々も美味しく食べて頂いていますがご相談の上ご注文下さい。

ただ、この天然素材と言いましても、サワラやヒバ、ヒノキ、桐と言った香りが強い木は、食とそりが合い難く、春慶塗といった食に合う様に工夫した文化が日本にはあります。特に杉は古くからお酒やお漬け物、飲料水の保存に相応しい使い方がされて重宝された素材です。その中でもご飯に一番合うという天然秋田杉です。栗久の曲げわっぱの素材は、白神山地の特に十和田湖に近い場所で、秋田の夏は暑く冬は寒くて厳しい気候で育っています。天然秋田杉には独特のパワーがある様に感じます。

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