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平成29年7月23日日曜日の日本経済新聞に栗盛俊二さん(栗久六代目)の記事が掲載されました。
ライターは、鈴木里子さんです。栗さんの情熱と高度な技術の技の人生を素晴らしい文章で紹介してくださいました。


この記事にありますように、曲げわっぱが使いづらい時代に工夫を凝らしたのが栗久です。

積み重ねが出来る「円すい台形」には、ビアカップやリングカップ、フルーツボウルやサラダボールがあります。このスタッキングできる曲げわっぱの他にもおひつが長く使える始末にも工夫を凝らしたものがあります。

それは、ご飯がすくいやすくおひつが使いやすくなったおひつのそこの隅が丸くなった「隅丸加工」です。
ご飯粒が底の隅に残り、始末が結構大変でした。そこの隅のご飯粒も、しゃもじですくい易くなりました。

この加工と名前は、平成17年6月8日に実用新案、第3111368号を登録してます。
登録完了までにも経緯がございます。
おひつの「隅丸加工」は、平成4年頃にもう作ってました。その後にグッドデザイン賞が14年頃です。そして実用新案登録になります。すでに25年も前から作ってるのは、考案した栗久だけです。

「隅丸加工」の他にも浅型、脚付もおひつの使いやすい工夫で、栗久のオリジナルになります。

先人の工夫を尊重する職人の心意気が昨今失せて、大館の曲げわっぱにもコピー版が複数販売されております。ご注意ください。