秋田市出身の内館牧子さんが魁新報社の日曜版に「内館牧子の明日も花まるっ!」を一面に掲載しています。(毎月第1、第3日曜日に掲載)
平成24年1月15日に「秋田産ダイエット」が載りました。元丸屋でもご飯が身体にいいと言っていますがこれほど解りやすい記事はないです。
魁新報社宛で内館牧子さんに記事を使わせて頂きたく手紙を書かせて頂きました。
直ぐに許可を得ましたので記載させて頂きます。内館牧子さんと魁新報社に感謝致します。
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内館牧子の明日も花まるっ! 平成24年1月15日(日)
秋田産ダイエット
今年頂いた年賀状の多くに書いてあった。
「病気で痩せたと前に聞きましたが、もう3年でしょう。なぜリバウンドしないのですか?」
「娘があなたのスタイルを見て『ママと同い年とは思えない』って。なぜ?」
もう、ホントに年明け早々気分がいいの何の。
2008年暮れに、私は心臓病の手術と入院を経験し、体重が46.5キロまで落ちた。あれから3年がたつ今、53キロ台をキープしている。医師からも「心臓に負担がかかるので、太るな」と言われており、ダイエットは意識している。ところがこれ、ノーストレスのダイエットで、リバウンドなし。本当である。新春お年玉プレゼントとして、その方法をお伝えする。少しでも参考になれば嬉しい。
恥をしのんでバラすが、入院前の私は167センチで62キロの大女だった。
退院後、どうやって53キロ台をキープしたらいいのか、私にはダイエットの知識がない。詳しい友人たちに聞くと、「炭水化物を控えよ」が圧倒的に多い。だが、彼女たちは年中リバウンドしている。そんな時、突然気づいたのだ。病院食と同じにすればいいのではないかと。
私が入院していた岩手医科大学付属病院の食事はおいしくて、栄養士が管理するのでバランスもいい。私は3ヶ月以上も寝たきり状態だったのに、3食をきれいにたいらげ、それでもまったく太らなかったのだ。
私は入院中のメニューを全部持ち帰っていたので、あらためてチェックしたところ、最大のポイントは「炭水化物をしっかり摂ること」だった。世のダイエッターたちの王道は「炭水化物抜き」のようだし、英国王室のキャサリン妃もそれで9キロ痩せたと報道されている。
しかし、病院では165グラムの白いごはんが3食出た。これだけで一日に約792キロカロリー。うどんや麺類の場合も、それに等しい量が出る。おかずは魚、野菜、豆、味噌汁がほぼ毎食つき、肉は鶏が中心だ。
退院後も165グラムのごはんを3回食べたところ、まるでストレスがない。途中途中に稲庭うどんを入れると、これがまたおいしくてあきることが絶対ない。
私はこの方法で何らリバウンドせずに3年が過ぎた。もっとも、外食すると体重は確かに増加する。そのため、外食がある日は2食を軽くし、備えておく。外食メニューも、できるだけ和食にしてもらい、忘年会や新年会はきりたんぽ鍋ばかりをリクエストしていた。あれはごはんから野菜、鶏まで全部摂れて、その上おいしい。考えてみれば、秋田の特産物である米とうどんと地鶏を生かしたダイエット方法こそ、地元から火がついてもよさそうだ。つい「炭水化物抜き」に走りがちだが、かつて秋田大学でも教鞭(きょうべん)を執っておられた故・島田彰夫博士とお会いした際、
「日本人はごはんと味噌汁を今の3倍食べ、おかずは野菜、豆、タンパク質で今の3分の1にせよ。体力がつき、かつ太らない」
と語っておられた。島田博士は「人間の食性」、つまり人間は何を食べるのが最も体に合うかを研究された学者だが、女性週刊誌では日本肥満学会の医師も「炭水化物抜きダイエットは日本人に合いにくく、強いリバウンドや栄養障害を起こす可能性がある」と書き、伝統食の研究者も「ごはんはインスリンの消費ペースがゆるく、肥満になりにくい。ごはん8割、おかず2割にせよ」としている。
地元の旬の野菜、鶏、納豆などと共に、ほかほかのあきたこまち、冷たい稲庭うどん、熱々のきりたんぽを食べてノーストレスの「秋田産ダイエット」は、絶対にお勧めである。
(脚本家、秋田市出身)
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リバウンドしないダイエット法をご自身の体験をふまえた記事は、とても嬉しいです。これまでお客様から、おひつを使い始めてご飯が美味しくなっておかずの味が薄くても美味しくなりました。段々に粗食になったところ、メタボが改善しているという話しも伺っています。
ご飯を炊いたらおひつに移し替えて美味しい御飯で活き活きと健康を楽しみましょう。
平成24年1月15日に「秋田産ダイエット」が載りました。元丸屋でもご飯が身体にいいと言っていますがこれほど解りやすい記事はないです。
魁新報社宛で内館牧子さんに記事を使わせて頂きたく手紙を書かせて頂きました。
直ぐに許可を得ましたので記載させて頂きます。内館牧子さんと魁新報社に感謝致します。
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内館牧子の明日も花まるっ! 平成24年1月15日(日)
秋田産ダイエット
今年頂いた年賀状の多くに書いてあった。
「病気で痩せたと前に聞きましたが、もう3年でしょう。なぜリバウンドしないのですか?」
「娘があなたのスタイルを見て『ママと同い年とは思えない』って。なぜ?」
もう、ホントに年明け早々気分がいいの何の。
2008年暮れに、私は心臓病の手術と入院を経験し、体重が46.5キロまで落ちた。あれから3年がたつ今、53キロ台をキープしている。医師からも「心臓に負担がかかるので、太るな」と言われており、ダイエットは意識している。ところがこれ、ノーストレスのダイエットで、リバウンドなし。本当である。新春お年玉プレゼントとして、その方法をお伝えする。少しでも参考になれば嬉しい。
恥をしのんでバラすが、入院前の私は167センチで62キロの大女だった。
退院後、どうやって53キロ台をキープしたらいいのか、私にはダイエットの知識がない。詳しい友人たちに聞くと、「炭水化物を控えよ」が圧倒的に多い。だが、彼女たちは年中リバウンドしている。そんな時、突然気づいたのだ。病院食と同じにすればいいのではないかと。
私が入院していた岩手医科大学付属病院の食事はおいしくて、栄養士が管理するのでバランスもいい。私は3ヶ月以上も寝たきり状態だったのに、3食をきれいにたいらげ、それでもまったく太らなかったのだ。
私は入院中のメニューを全部持ち帰っていたので、あらためてチェックしたところ、最大のポイントは「炭水化物をしっかり摂ること」だった。世のダイエッターたちの王道は「炭水化物抜き」のようだし、英国王室のキャサリン妃もそれで9キロ痩せたと報道されている。
しかし、病院では165グラムの白いごはんが3食出た。これだけで一日に約792キロカロリー。うどんや麺類の場合も、それに等しい量が出る。おかずは魚、野菜、豆、味噌汁がほぼ毎食つき、肉は鶏が中心だ。
退院後も165グラムのごはんを3回食べたところ、まるでストレスがない。途中途中に稲庭うどんを入れると、これがまたおいしくてあきることが絶対ない。
私はこの方法で何らリバウンドせずに3年が過ぎた。もっとも、外食すると体重は確かに増加する。そのため、外食がある日は2食を軽くし、備えておく。外食メニューも、できるだけ和食にしてもらい、忘年会や新年会はきりたんぽ鍋ばかりをリクエストしていた。あれはごはんから野菜、鶏まで全部摂れて、その上おいしい。考えてみれば、秋田の特産物である米とうどんと地鶏を生かしたダイエット方法こそ、地元から火がついてもよさそうだ。つい「炭水化物抜き」に走りがちだが、かつて秋田大学でも教鞭(きょうべん)を執っておられた故・島田彰夫博士とお会いした際、
「日本人はごはんと味噌汁を今の3倍食べ、おかずは野菜、豆、タンパク質で今の3分の1にせよ。体力がつき、かつ太らない」
と語っておられた。島田博士は「人間の食性」、つまり人間は何を食べるのが最も体に合うかを研究された学者だが、女性週刊誌では日本肥満学会の医師も「炭水化物抜きダイエットは日本人に合いにくく、強いリバウンドや栄養障害を起こす可能性がある」と書き、伝統食の研究者も「ごはんはインスリンの消費ペースがゆるく、肥満になりにくい。ごはん8割、おかず2割にせよ」としている。
地元の旬の野菜、鶏、納豆などと共に、ほかほかのあきたこまち、冷たい稲庭うどん、熱々のきりたんぽを食べてノーストレスの「秋田産ダイエット」は、絶対にお勧めである。
(脚本家、秋田市出身)
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リバウンドしないダイエット法をご自身の体験をふまえた記事は、とても嬉しいです。これまでお客様から、おひつを使い始めてご飯が美味しくなっておかずの味が薄くても美味しくなりました。段々に粗食になったところ、メタボが改善しているという話しも伺っています。
ご飯を炊いたらおひつに移し替えて美味しい御飯で活き活きと健康を楽しみましょう。