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 曲げわっぱの老舗 栗久 の小判入子弁当は現代人の鞄のマチに合わせて造られました。
それで、グッドデザイン選定商品に選ばれています。

その形が手になじみやすいばかりか、おひつ効果の栗久ブランドならではの御飯の美味しさがたまりません。天然秋田杉が素材であるからこそ美味しくなります。例えば、ヒバは風呂桶で有名ですね。その香りが強いです。ご飯にその香りがついてご飯が美味しいでしょうか。杉は食品を美味しくする素材として古くから使われています。その杉の素材を使った栗久の曲げわっぱでスリムなお弁当箱になりました。その小判入子弁当に元丸屋の希望を加えて、元丸屋弁当/元丸屋入子弁当が造られました。

栗久の小判入子弁当と元丸屋弁当、元丸屋入子弁当の造りの特徴は、次の様になります。


天然秋田杉の柾目が使われています。塗装面は安全なウレタンが使われています。
使われている樹齢150〜200年の天然秋田杉の厚さですが、上段フタ6mm、胴が2mm上段底板12mm下段底板6mm。そして、元丸屋弁当、元丸屋入子弁当は、下段のフタが9mmです。それに、仕切り板が付属します。現在枯渇している天然秋田杉が使われています。

ご参考までに、美味しいご飯になる栗久のおひつの底板も6mmなんです。
「樺縫い」に使われているのは、山桜の皮をなめした物です。


実は、元丸屋弁当の9mmのフタは乾いていますとゆるいんです。



9mmって言うのが実に大切な厚さなんです。おひつ効果が欲しくこの厚さにしました。



この形と大きさにするのに、半年掛かりました。
始めぴったしの上の段のようにしましたところ、ご飯を入れたら、おひつ効果の為に塗装していないフタが湿気を吸い込み膨らんで、開かなくなりました。
中のご飯が取り出せないんです。
それで温かいご飯を入れて丁度いいゆるみにしてもらいました。
ですから、乾いていますと、がたがたゆるい感じがします。



白木の一枚板で片面だけの塗装ですと反りそうですよね。そうなんです、一枚板のため反った感じになります。
その上、塗装された面の周囲をなだらかに仕上げてもらいましたので、中央がへこんで感じますね。使っていますと、日によってはもっと反るときもあります。杉板の一枚板ですので柔らかく平らになったり、反ってみたりします。
濡れたこのフタを電子レンジで急激に乾燥させたら、反りました。板の性質を考えたら反るのが当たり前だそうです。でも、平らなところに置いておいたら、平らになりました。



その性質を上手く使って、曲げわっぱが出来ています。
熱いお湯で煮た天然秋田杉を曲げて止めてあります。戻ろうとする力があるので凛とした風貌の形になる様です。そして、軽くって丈夫なんです。



小判弁当のフタの様におひつのフタの様にしますと、反ったりしません。そうすると、コンパクトな使い勝手が楽しめなくなるのでこの形にしました。



天然秋田杉の素材の善さを生かした、栗久のまげわっぱに元丸屋の思い入れを加えて形にしました。ちょっと、手間のかかる取り扱いかもしれませんが、ご飯を美味しくする器になったと自負しております。楽しくお使い下さいますと嬉しいのですが…



フタがパチンとしまった感じではないです。お弁当バンドをお使い頂くかハンカチやバンダナで包んでお使い頂きたいですね。



km001元丸屋弁当 小

km002元丸屋弁当 大

km003元丸屋入子弁当 小

km004元丸屋入子弁当 大

km006元丸屋入子弁当 小

km007元丸屋入子弁当 大




ところで、シャケとご飯って美味しいいですよね。大好きです。腹側が好きです。
中辛の塩鮭。ところが、白木は油を吸い込むとシミになりますね。
もしも、魚の臭いが付いて取れない場合は緑茶を入れて数時間ひたしておいって、乾かし、また、お茶を入れてを繰り返しますと、嫌な臭いが消えて御飯が美味しいお弁当箱に戻ると思います。お試し下さい。シミは取れませんが、美味しいご飯にするお弁当箱に育って行く様です。



お弁当箱をお手入れしていますと、白木の面が育って行くのをお感じと思いますが、半年もしますと、炊き込みご飯や酢飯のシミになりそうな具材入のご飯を入れてもしみが付きにくくなります。そして、作り立てのご飯より天然秋田杉の性質で美味しくなります。
是非、お試しになってください。

平成19年4月30日加筆