弁当箱の洗ったあと170712
お弁当箱ってどうですか。色々な素材がありますよね。私も学生時代にお世話になったアルマイトのお弁当箱は、ストーブやスチームの上に置いてあたためられたのが嬉しいですが、今どきの冬はエアコンが多いので冷たいままですね。

御飯の国の日本は素材が昔からある様ですが、どうでしょうどう違っているか特徴を見てみましょう。勿論ここでは、新素材では無く昔ながらの木製品で考えてみましょう。

素材と塗りが大きなポイントでしょう。
檜(ひのき)椹(さわら)杉が素材としてあります。
昔から、酒、みそ、醤油、漬け物をつくるための樽は杉で出来ています。
これにはワケがありまして、杉の木にはタンニン酸が含まれていますので殺菌効果があるからなんです。殺菌効果はヒノキチオールの檜が素晴らしいのですが、匂いがきつく醸造や風味にはむきませんね。
そこで檜が食品にマッチするように春慶塗が発達したと聞いています。

その塗り物の善し悪しが中の食品に影響がありますので安価な製品は考えものです。
ウルシのことを職人さんに聞きますとピンからキリまであるそうです。
ウレタン塗りのものは汚れに強いです。成分的には害が無いそうです。匂いもありませんね。
白木のものは素材が何の木かによって左右されそうです。
家で使っているお重は樺細工の表面に内側が塗り物です。赤飯を詰めて持って行くのですが汗をかいていますので長い時間保存は無理な気がします。

私の愛用お弁当箱は栗久の小判型大です。
白木仕上げです。ふたが秋田杉で10mmの厚さがありますので、余分の水分の吸湿効果があります。おひつ代わりに残った御飯を入れておき翌日食べています。
おかずが油っぽいものが多い方は入れ子2段弁当をお勧めします。おかずの方に防水塗装がなされていますので、白木ですと油しみが付くのですが塗装されていますので洗い流せます。

このお弁当箱、お昼に食べられなくて夜まで持ち越しても美味しかったです。
k0128 小判弁当 小
k0129 小判弁当 大
k0130 丸二段弁当
k0131 小判入子弁当 小
k0132 小判入子弁当 大